クレンボルフ Culemborg

※ 訪問記は2014年6月時点の情報です。

Culemborg 1649 Blaeu

J. Blaeu (1649) In Wikimedia Commons

ヘルデルラントのクレンボルフ伯領の街。ヘルデルラントには飛び地のような小さな貴族領地がたくさんありますが、ここもその一つでした。 「クレンボルフ伯」としての単独での称号は、ウィレム一世期のフロリス一世、そしてマウリッツとフレデリク=ヘンドリク期のフロリス二世親子二代だけのものです。その後ヴァルデック伯家に統合されいます。現在クレンボルフ伯の称号はオランダ王家が所持しています。

聖エリサベート孤児院博物館 Elisabeth Weeshuis

Museum Elisabeth Weeshuis 公式サイト

一般: €7.50 火~日: 11:00-17:00

孤児院を改装した博物館。クレンボルフの歴史博物館的なものです。小さな街なので、クレンボルフ伯関係のものはだいたいここにあります。

Overzicht gevel - Culemborg - 20375616 - RCE

In Wikimedia Commons (CC-BY-SA-3.0)

図書館等とも建物を共有しているので、博物館に入りたい場合は、チケットを入口にかざして入ります。出るときは内側からボタンを押して出る仕組み。 2F/3Fは孤児院関係の展示。1Fがすべてクレンボルフの近世の歴史。1Fいちばん奥の部屋は、17世紀後半の貴族の食堂を模してつくられていて、手前の柵からあちらには行けません。また、クレンボルフ伯フロリス一世がカトリックだったこともあり、祭壇画などのカトリック関係のものも残っています。

Portret van Maria Magdalena van Nassau - Culemborg - 20051702 - RCE

マリア=マグダレーナ・ファン・ナッサウ In Wikimedia Commons (CC-BY-SA-3.0)

ナッサウ=ヒルヒェンバッハ伯ウィレムの長女で、ヴァルデック伯フィリップ=ディートリヒと結婚してます。ヴァルデック伯ゲオルク=フリードリヒの兄嫁ですね。…て、ホントに誰得情報。こんな肖像たちの宝庫です。

アクセス

大きな地図で見る

クレンボルフ駅から2km弱あってやや遠いです。バスもありますが本数がないので、散策しながら行くのが良いでしょうか。途中、取って付けたような風車があったりします。ここまで来ればもうすぐ。