その他展示会

一記事にするまでもないものの、忘備録代わりに管理人の訪れた展示会と所有する図録の中から、各1点ずつをご紹介。

神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展(2018)

公式ホームページ 神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展

  • 開催年月日: 2017/11/3-2018/5/27
  • 開催地: 福岡市博物館、Bunkamuraザ・ミュージアム、佐川美術館
  • 主催: テレビ朝日、読売新聞東京本社ほか
  • 後援: チェコ共和国大使館、チェコセンター、チェコ政府観光局、スウェーデン大使館、オーストリア大使館

Erasmus Quellinus II - Allegory of Europe

ファン・ケッセル『ヨーロッパの寓意』 In Wikimedia Commons

ルドルフの死から60年以上後の絵。どれが誰だか自信が持てなかったので、自分用宿題として飾っておきます。


リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝(2012)

公式ホームページ リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

  • 開催年月日: 2012/10/3-2013/6/9
  • 開催地: 国立新美術館、高知県立美術館、京都市美術館
  • 主催: 東映株式会社、TBS、朝日新聞社ほか
  • 後援: 外務省、リヒテンシュタイン侯爵家財団、スイス大使館、オーストリア大使館

Johann VIII, Count of Nassau-Siegen, by Anthony van Dyck

フランドル派によるヴァン・ダイクのコピー(17世紀)ヤン八世の肖像 In Wikimedia Commons

参照: 朝日新聞デジタル フォトギャラリー ナッサウ=ジーゲン伯ヤン八世の肖像

今回個人的に観に行ったのは、ヴァン・ダイクによるナッサウ=ジーゲン伯ヤン八世の肖像。2mくらいある大きな絵です。かなり前、1990年近鉄百貨店「ヴァン・ダイク展」にも来ていたことがあるようです。金羊毛騎士団のペンダントのほか、鎧の下に着けている赤に金糸のトリミングのパディングや赤いホーズが、ハプスブルク軍の所属であることを示しています。


オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展(2005)

公式ホームページ オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展

  • 開催年月日: 2005年10月25日~2006年1月15日
  • 開催地: 兵庫県立美術館
  • 主催: 兵庫県立美術館、日本経済新聞社、神戸新聞社、NHK神戸放送局
  • 後援: オランダ王国大使館、兵庫県・兵庫県教育委員会、神戸市・神戸市教育委員会ほか

Adriaen Pietersz. van de Venne 002

ファン・デ=フェンネ「ファルケンブルフの馬市でのオランイェ公マウリッツとフレデリク=ヘンドリク」 In Wikimedia Commons

アムステルダム国立博物館は、公式サイトも高解像度画像ばんばん配布(しかも商用試用可)の太っ腹博物館ですが、所蔵品現物も比較的頻繁に海外に貸し出しているようです。日本でも数年おきにコンスタントに特別展を開催しているイメージ。


「17世紀オランダ絵画の奇跡」展 マウリッツハウス美術館所蔵(2000)

「17世紀オランダ絵画の奇跡」展

  • 開催年月日: 2000年4月21日~2001年4月15日
  • 開催地: ハウステンボス美術館

Paulus van Hillegaert (I) 001

パックス「バイテンホフのオランイェ公とその家族の騎馬図」 In Wikimedia Commons

2012年に大盛況のマウリッツハイス美術館展…その前は日蘭関係400周年イベントの一貫としてハウステンボス美術館でおこなわれていました。フェルメールのような目玉作品はないものの(レンブラントは版画が3点)、驚くべきはその会期。ほぼ丸1年です。2012年のように、本館改装のための世界巡回ではなく、通常営業しつつ、49点とやや少ないとはいえ1年間も貸し続けてくれるのは良心的のひとことに尽きます。


栄光のハプスブルク展(1992)

  • 開催年月日: 1992/8/30-10/27
  • 開催地: 東武美術館
  • 主催: 東武美術館、NHK、NHKプロモーション
  • 後援: オーストリア大使館、オーストリア科学研究省、日墺協会ほか

Weltliche Schatzkammer Wien (14)

ルドルフ二世の皇帝冠 (1602) In Wikimedia Commons (Public domain)

とにかく豪華絢爛な図録。バブルの残照って時期的なものもあると思います。展示件数も多く200点を越えています。絵画はむしろ少数派で、家具や武具などの大きめなブツも多いです。何より、ヨーロッパで最も華麗といわれるルドルフ二世の冠(さすがに貸し出されたのはレプリカです)が来ているのは時代の恩恵と思います。