デ・ハール城 Kasteel de Haar フルーテン
※ 訪問記は2017年10月時点の情報です。
こちら裏側 In Wikimedia Commons (CC0)
オランダ政府観光局公式ページデ・ハール城
一般: €16.00 毎日: 11:00-17:00
個人所有の城。建てられたのは中世ですが、中は今でも使えるとか。このサイトの趣旨には関係ないものの、せっかく曜日合わせで訪問したのでメモ。
こちら表側 In Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
周りに水場はありますが、稜堡式要塞の要素は皆無。あくまで貴族の住居としての城です。そのため中の展示内容も、ヘット・ロー宮殿のようなテーマ別展示とは違い、実際にここに住んだ貴族たちがその部屋をどのように使っていたか、生活感の感じられるものになっています。
In Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)
これは城の中に入ってすぐのホール。屋根まで吹き抜けになっています。中世からこうだったのではなく、おそらく近代に住んだ貴族によって、英国のマナーハウスのような感じにリノベーションされたものと思われます。
In Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
大宴会場。学芸員の方の説明によると、これは日本の陶器だそうです。伊万里か九谷でしょうか。他にもこれは中国、これは東洋を模したフランス製、など別な壺を指して説明してもらいました。この部屋には、徳川の紋の入った輿もありました。「将軍の妃のものだ」とのことでしたが、いつの第何代の頃のものか不明。 城の主人たちが、客人をもてなすために心を配っていたことがわかります(富の誇示、という側面もありそうですが)。客間や、カード・ビリヤードなどの遊戯場、調度品などなど、「見世物」としてではなく、実際に使用する場合、そこから感じる生活の質の高さを想定できます。