レーワルデン Leeuwarden
オランダ政府観光局公式ページ レーワルデン
Bernardus Schotanus a Sterringa (1662) In Wikimedia Commons
オランダ北西部、フリースラント州の州都。独自の文化を持つフリース人の多い土地ですが、八十年戦争では、当初から「反乱」側で重要な役割を担い続けてきました。街は中世の色を濃く残した、州都としてはこじんまりとした印象の街です。
市庁舎
レーワルデン市庁舎 In Wikimedia Commons (Public domain)
マルクト広場のにぎやかさに比べ、市庁舎前広場は静かです。建物は18世紀に建てられたもの。
州総督館ホテル Hotel-Paleis Stadhouderlijk Hof
ナッサウ伯ウィレム=ローデウェイクは連邦共和国になってからの初代フリースラント州総督。ナッサウ伯ヤン六世の長男で、他5州の州総督ナッサウ伯マウリッツの従兄でもあり、フリースラントの住民にとても慕われていました。
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写真はウィレム=ローデウェイクの銅像。もともと名前のとおり州総督の居館があった場所ですが、現在のピンク色の建物は新しいものです。1971年まで王室の所有で、今はホテルとして営業しています。
大教会
歴代フリースラント州総督の墓所があります。ほとんど一般公開はしていないので、観光では入りにくいです。
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オランイェ門と呼ばれる墓所入口。
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フリース博物館 Fries Museum
公式サイト(蘭語) Fries Museum
移転・新築工事を経て、2013年9月にリニューアルオープン。公式の新館内部(予定時点)のCG動画を見ると、総ガラス張りに近いモダンな建物で、中も白を基調にした展示室。40ftコンテナや古木がぼーんと置いてあったりして、中も近代的です。ホームページもリニューアル。アドレスは変わりません。
旧フリース美術館の外観 In Wikimedia Commons (Public domain)
逆にこちらは旧館。管理人が何度か行ったのもここです。数回拡張されているうちのいちばん古い建物がこれで、180年近く博物館として使われていたとか。手前のグレーの建物や、地下で通りの向かいの別館ともつながっていて、たまたま行ったときはいつも工事をしていたイメージがあります。
旧フリース美術館の内部 In Wikimedia Commons (Public domain)
内部展示室はこのように、実際の展示物を使って17世紀当時の屋内を再現しているスタイルでした。
計量所
計量所 In Wikimedia Commons (Public domain)
運河沿いの広場にぽつんと立っている計量所。1596-1598年と八十年戦争期間中に建設され、冒頭の地図にも中央下部に描き入れられています。今でもレーワルデンのランドマークのひとつ。たしかチーズの計量所だったはずです。
プリンセン庭園
1648年に整備された、フリースラント州総督ウィレム=フレデリクゆかりの庭園。半月堡につくられている、多分当時としてはめずらしいタイプです。冒頭の地図だと、上方に4つ見える半月堡のうち、左から2番めの箇所。(1649年刊の地図ではまだ描かれていなかったので、ちょっと後の時代のを載せました)。下記の画像は19世紀の庭園内の様子です。
Unknown (19th century) レーワルデンのプリンセン庭園 In Wikimedia Commons