ルーフェステイン城 Slot Loevestein
※ 訪問記は2017年10月時点の情報です。
In Wikimedia Commons (CC BY 4.0)
公式ページSlot Loevestein
一般: €13.50 冬期は土日のみ: 11:00-17:00
苦節10年以上、やっと行けた、観光客泣かせのアクセシビリティの悪さ且つ冬期は土日しか空いてない城。むかしから牢獄代わりに使われていたので、難攻不落は当然といえば当然なのですが(現在でも途中でGPSがきかなくなり、カーナビから見放されます)。あのグロティウスが脱獄した城なので、一度は訪れたかった場所です。 しかも、年たった2日の騎士祭の日に当たったりもしました。待った甲斐があって非常にラッキー。夕方には馬上槍試合もあったようですが、リハーサルを含み、騎士さんたちは見れたので良しとしました。従業員は皆中世の衣装を着て、テントを出し、物品の販売や子供向けアクティビティなどが催されていました。
Willem and Joan Blaeu (1645)In Wikimedia Commons
ブラウの地図。緑色の中洲の端にある小さな城。この立地から、もともとは税金徴収用の城だったよう。
(1621) In Wikimedia Commons
グロティウスが脱獄した年の城の様子。城およびその城下の住宅類は今もほとんど変わりません。
In Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)
例の、なぜか世界に3つあるというグロティウスが脱獄に使用した本箱(展示室8)。このチェストで脱獄したのなら、城にあるのは変な気もしますが…。みやげ物店でも大小さまざまな木箱が売っています。
In Wikimedia Commons (CC BY 2.0)
城は17の展示室に分かれていますが、意外と何もない部屋などもあります。展示室7は八十年戦争コーナー。ここだけ仕掛けのついた現代風展示物で、他の部屋とは異色の雰囲気です。
In Wikimedia Commons (CC BY 3.0)
そういえば、堡塁もきれいな状態で現存している城でもあります。実際に堡塁の縁を歩くこともできますし、ラヴェランの全体像や広さが体感できます。これが、城そのものや中の展示よりも非常に良かった。城の入口の側は、10mくらいはあろうかという城壁も残っています。
アクセス
公共交通機関でのアクセスは非常に困難です。ザルトボメル駅からタクシーか(かなり遠いので勧めません)、またはホリンヘム駅から20分くらい歩き、水上バス。バスも秋~冬は週末しか運航していないようです。管理人は自力で行くことにこだわっていたものの今回さすがに諦め、現地個人ガイドの方にアテンドをお願いしました。