ヴァン・ダイク展 17世紀フランドル絵画の巨匠―その優美な世界(1990)

Anton Van Dyck A Family Group

ヴァン・ダイク(1635-1638)「ボーリングブローク家の子供たち」 In Wikimedia Commons

  • 開催年月日: 1990年8月15日~ 1990年12月3日
  • 開催地: そごう美術館、静岡県立美術館、近鉄アート館
  • 主催: ヴァン・ダイク展実行委員会ほか
  • 後援: 外務省、文化庁、ベルギー王国大使館ほか

鑑賞メモ

図録表紙のPD画像(個人所有の絵画)が見当たらなかったので、リーフレットに使われていた絵画を冒頭に挙げました。 超バブル時代に、百貨店主催で行われた特別展。それこそ個人蔵も含む世界のあちこちからヴァン・ダイクの絵画と版画だけを集めてきた贅沢な展示会です。油絵は30点ですが、宗教画より肖像画の割合のほうが多いです。何より嬉しいのが『肖像集(イコノグラフィー)』と呼ばれる版画からの40点。このサイトでお馴染みの人物もたくさん含まれます。「リヒテンシュタイン展」で再来日したヤン八世の肖像もこのとき来ていました。 以下にどんどん挙げていきます。

油彩

ヴァン・ダイクの描く絵は非常に宮廷ぽいというか、何割増か美男美女に描いてあるような。…と思っていたら、実際、手を細身にキレイに描く、とか、やはり本人が意図的に気を配っていた部分はあるみたいです。ある意味、似顔絵のセオリーはいつの時代でも同じ、ということですね。

FrederickHenryPrinceOfOrange

ヴァン・ダイク(1630頃)「オランイェ公フレデリク=ヘンドリクの肖像」 In Wikimedia Commons

Anthony van Dyck - Diego Felipe de Guzmán, Marquis of Leganés - Google Art Project

ヴァン・ダイク(1634)「レガネス侯の肖像」 In Wikimedia Commons

『肖像集』

油彩は高価なので、基本的には王侯貴族が依頼主です。が、この肖像集はダイク自身が描きたくて手がけたもので、貴族や軍人のほかにも、画家・版画家・学者など、友人でもある文人たちもたくさんいます。

Johann Tserclaes Tilly

ヴァン・ダイク『肖像集』より「ティリー伯(神聖ローマ皇帝軍元帥)」 In Wikimedia Commons

Van Dyck Pieter Brueghel the Younger

ヴァン・ダイク『肖像集』より「ピーテル・ブリューゲル(子)(画家)」 In Wikimedia Commons

Self-Portrait LACMA 58.32.2

ヴァン・ダイク『肖像集』より「自画像」 In Wikimedia Commons

Dyck Erasmus of Rotterdam

ヴァン・ダイク『肖像集』より「ロッテルダムのエラスムス(人文学者)」 In Wikimedia Commons

Michiel Jansz Mierevelt, by Willem Jacobsz Delff

ヴァン・ダイク『肖像集』より「ミーレフェルト(肖像画家)」 In Wikimedia Commons

Paulus Pontius - Portrait of Constantijn Huygens - WGA18071

ヴァン・ダイク『肖像集』より「コンスタンテイン・ホイヘンス(文学者・政治家)」 In Wikimedia Commons

Jacques Callot

ヴァン・ダイク『肖像集』より「ジャック・カロ(版画家)」 In Wikimedia Commons